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ジョージジェンセンのティータオルと出会ったのは約3年前。「水切りカゴを手放せる」とバズっていて、ハヤリにのった形で購入しました。
結論からいうと食洗機のないわが家の場合、ティータオルを使っても水切りカゴを手放すことはできませんでした。
しかし水切りカゴと併用するというイレギュラーな方法をとる事でそれぞれのデメリットが帳消しになり、食器洗いが格段にラクになったのです。
今ではもう本当に無くてはならない存在で、ジョージジェンセンのティータオルを買おうか迷っている方、買う前にデメリットを知りたいという方は絶対に買った方がいい!と伝えたく記事にしました。
今回紹介するのは下の4つについてです。
- ジョージジェンセンティータオルのデメリット5つ
- デメリットを解消した使い方
- どれくらい食器が置けるのか
- ティータオルの洗い方や洗う頻度
正直、ジョージのティータオルに出会った3年前はこんなにも必需品になると思っていませんでした。
それが今ではわが家には4枚ものティータオルがあり、機能性の良さだけでなく色や柄でキッチンの雰囲気が簡単に変えられるのでまだまだ買い足すかもしれないと思える逸品です。
ぜひ本記事を最後まで読み、理想のキッチン作りの参考にして下さい。
SNSでバズった「ジョージジェンセンのティータオル」とは?
水切りカゴが手放せるというフレーズで人気を博したティータオルですが、そもそもどんな代物なのでしょうか?
調べてみるとイギリスでは古くから愛用されている伝統的なアイテムで、ティータオルってすごいんだなぁと感じることばかり。
SNSでバズっただけの一過性の物ではない、ティータオルとジョージジェンセンの魅力をまず紹介させて下さい。
※早くデメリットが知りたいという方は3年使ってわかったジョージジェンセン ティータオルのデメリット5つの部分からどうぞ。
ティータオルは19世紀イギリス発祥のアイテムで、名前のとおりお茶の時間に欠かせない物として使用されていました。
ランチョンマットのようにポットやお皿を置くだけではなく、お茶が冷めないようポットに巻いたりスコーンやサンドイッチの乾燥を防ぐためかぶせたりと、ティータイムのあらゆるシーンで手に取られていたようです。
日本ではあまり見かけないティータオルですが、イギリスではお土産屋さんや雑貨店などいたる所で売られている馴染み深いアイテム。
ちょうど日本でいうキャラクターとご当地アイテムがコラボした靴下のように「何枚あっても困らないし、お土産といえばこれだよね」といった定番品でしょうか。
元々は”アイリッシュリネンで作られたお茶の時間で使う物”をティータオルと呼んでいましたが、後に食器類全般を拭く布を総称してティータオルと呼ぶようになったそうです。
正式名称は「GEORG JENSEN DAMASK(ジョージ・ジェンセン・ダマスク)」で、1756年に創業されたデンマークのファブリックブランドです。
250年以上の伝統を受け継いでいる、デンマーク王室も御用達のブランドなのだとか。
ティータオルだけでなくテーブルクロスやテーブルナプキン、タオルなど、北欧らしい機能美とオシャレさを合わせ持ったアイテムを多数販売しています。
ちなみにジョージジェンセンの日本での取り扱いは、デパートなどに限られます。
というのも、結婚祝いや出産祝いなどの贈答品として送られる事もある格式高いメーカーだからです。
ティータオルは北欧では古くからあり、暮らしに馴染み深いキッチンアイテム。ジョージジェンセンも知る人ぞ知る有名ブランドという事で、日本でバズるのも納得ですね。
3年間使ってわかった|ジョージジェンセン ティータオルのデメリット5つ
私がSNSで初めてティータオルを知り購入したのは2021年の10月。
毎日使っていてわが家にはもはや必需品なのですが、デメリットがないわけではありません。
3年間使ってわかったジョージジェンセン ティータオルのデメリットは次の5つです。
- 食器の置き方にコツがいる
- 狭いスペースでの自然乾燥には不向き
- タオルにしては高額
- 使う前に少し手入れが必要
- ハーフサイズが割高
受け入れるしかないこともあれば、使い方次第で解決できるデメリットもあります。
1つずつ詳しく紹介しますね。
デメリット1. 食器の置き方にコツがいる
ティータオルに食器を置くのはコツが必要です。
私は水切りカゴを使って食器を立てて置くことに慣れていたので、平面なティータオルの上に食器を置くのにすごく苦労しました。
使っていくうちにコツも見つけたので、まずはティータオルに食器を置くコツを紹介しますね。






ティータオルの上に並べる物やティータオルと食器の間に空気の通り道を作ることがポイントです。
密着して空気が通らない部分が出来ると、水滴が残ったままになってしまうんですよね。
このようにティータオルに食器を置いて自然乾燥しようとすると、置き方に結構コツが必要で時間がかかります(私が不器用なのもありますが汗)。
とはいえこのデメリットはティータオルと他のアイテムを組み合わせて使うことで簡単に解消可能。
例えばSNSでもよく見る下のような伸縮できるディッシュラックなら、倒れやすいコップをかぶせて置いたりお皿を立てかけたりできるので乾きやすいし時間もかかりません。
私が激推ししている水切りカゴ+ティータオルの使い方も簡単に、しかもたくさんの食器を置けるのでジョージジェンセン ティータオルにはどれくらい食器が置ける?の部分で詳しく紹介させて下さい。
デメリット2. 狭いスペースでの自然乾燥には不向き
初めてティータオルを購入した3年前はアパート暮らしでキッチンも狭く、水切りカゴをどこに置くかはいつも悩みの種でした。
お恥ずかしいですが下が当時の写真です。シンクの上を利用できる水切りカゴと普通の水切りカゴに加え吸水タオルを併用していて、スッキリしたキッチンなんて夢のまた夢。

SNSを信じて「ティータオルなら水切りカゴを手放せるのかもしれない!」と心を躍らせて購入したものの、実際はそう上手くいかなかったんですよね。
なぜなら先ほどもお話ししたように、ティータオルの上に食器を置くにはお皿を平置きする必要があるからです。
最初は流し前の腰壁にティータオルを広げて食器を置いていたのですが、置ける範囲が狭く食器が落ちそうで洗い物がしづらくなってしまいました。
作業スペースも狭く水切りカゴを置く場所にすら困る狭いキッチンでは、食器を広げて乾燥させられるスペースなんて正直ありません。
現状で水切りカゴを置くスペースがしっかりある方は、ティータオルを使って水切りカゴを手放すことも可能だと思います。
しかし当時のわが家のように水切りカゴを置くスペースがそもそも無いような狭いキッチンでは、水切りカゴを手放して代わりにティータオルを使うというのは難しそうです。
デメリット3. タオルにしては高額
大判のキッチンタオルが約1,000円で売られているなか、ジョージジェンセンのティータオルは普通サイズで約2,000円します。
値段が倍ほど違うなら、ほかのキッチンタオルで代用できるのでは?と思ってしまいます。
しかし最初に紹介したようにジョージジェンセンというブランドは結婚祝い出産祝いなどの贈答品として使用される高級メーカーなので、そもそもお手頃価格で買えるというものでもないのです。
私も一番最初にジョージのティータオルを知ったときは「キッチンタオルに2,000円は高くない?」と購入を迷いました。
しかし水切りカゴに関する悩みを解決したかったのと、思ったように使えなかったとしても食器を拭く布巾として使えると考え購入を決意。
3年間ほぼ毎日使っても臭いが気になったりほつれたりすることもありません。あまりにも丈夫なので、おそらくあと10年くらいは余裕で使えるんじゃないかと思っています。
確かに他のメーカーより少し高額ではありますが、安いティータオルを買って機能性に満足できなかったりすぐダメになって頻繁に買い替えるよりは、最初からジョージのティータオルを買って長年使う方が結果的にお得だと思います。
デメリット4. 使う前に少し手入れが必要
キッチンで使うファブリックは使う前に一度洗濯するのが普通かと思いますが、ジョージのティータオルはもう少しだけお手入れが必要です。
とはいっても手洗いなどの面倒な作業ではなく、洗濯前に24時間ほど水に浸すだけ。この一手間で吸水性が良くなるようです。

ただ、このお手入れを省いたとしても吸水力が落ちるわけではありません。
というのも私は3枚目のティータオルを購入する時にこの使用前のお手入れを知ったので、1枚目と2枚目は普通に洗濯だけして使っていたからです。
3枚目のティータオルは届いたら24時間ほど水に浸して洗濯してみましたが、1枚目も2枚目もまだまだ高い吸水力を発揮してくれているので、正直違いがよく分かりませんでした。
デメリット5. ハーフサイズが割高
ジョージジェンセンのティータオルは普通サイズとハーフサイズの2種類があり、大きさと値段はそれぞれ次のようになります。
- 普通サイズ
-
50×80cm 1,900円
- ハーフサイズ
-
50×40cm 1,500円
※ジョージのティータオルは洗濯すると縮みます。表記と写真は洗濯後のサイズです。
重ねるとわかりやすいですが、下の写真のようにハーフサイズは普通サイズのちょうど半分の大きさでした。

ハーフサイズが普通サイズの半額であれば「ひとまず小さい方で試してみよう」と簡単に決まると思います。
でも400円しか違わないのなら、普通サイズを買った方がお得だなという気持ちになってしまいませんか?
皆さんそう思うのか普通サイズは常に売り切れが続いていますが、ハーフサイズは割といつでも買えます。
わが家の場合
わが家は普通サイズとハーフサイズを2枚ずつ持っていますが、大きさ的に使いやすいので今後はハーフサイズだけで良いかなと思っています。
特にティータオルを水切りカゴと併用していると、普通サイズはカゴの中でモタついてしまうんですよね。

たまに洗濯するときも、普通サイズを広げて干すと結構なスペースを占領することに。

ハーフサイズでも吸水力に変わりはなく、夫婦2人分の食器と小さめのお鍋くらいなら翌日の朝にはしっかり乾いています。
本来ならハーフサイズでも十分なのですが、大きさと値段を比較すると割高になってしまうのは痛いデメリットです。
デメリットを解消したジョージジェンセン ティータオルの使い方
冒頭でもお話ししたように、わが家ではジョージのティータオル+水切りカゴというイレギュラーな使い方をしています。
「水切りカゴを普通に使うのではダメなの?」と思われそうですね。
でもこの使い方はティータオルと水切りカゴ両方のデメリットを解消できる、ベストな使い方なんです。
ティータオルと水切りカゴを合わせて使うメリットは次の3つ。
- 食器の置き方に悩まなくて良い
- 限られたスペースでも食器を自然乾燥できる
- 水切りトレーの手入れがなくなる
この使い方で食器洗いの悩みがかなり改善されたので、ぜひ最後までご覧ください。
食器の置き方に悩まなくて良い
デメリットの部分でお話ししたように、ティータオルだけでは食器の置き方にコツが必要です。
特にお皿や茶碗は水切りラックと違って立てて置くことができず場所を取り、とても不便でした。
しかし水切りラックとティータオルを併用すれば、大きめのお皿もお茶碗もどんどん立てて並べられる。

また水切りラックの網目が食器をホールドしてくれて崩れる心配がないので、並べた食器の上などにプラスチック類を置くことも可能なんです。

食器の置き方に悩まなくて良いだけで洗い物が本当にスムーズで、やっぱり水切りカゴは手放せないと実感しました。
限られたスペースで自然乾燥できる
わが家には食洗機がありませんが、今のところ夫婦2人分の食器と小さめのお鍋なら全て下の写真のスペースに収まっています。

この水切りラックを購入するまでは、ここにティータオルだけを置いて食器やお鍋を乾かしていていたんです。
ちょっと想像してみて欲しいのですが、この細長いスペースにお皿やお茶碗やお鍋を平積みするって、かなり難しそうじゃないですか?
フルフラットで腰壁が無いため、落ちるのが怖くて少しだけしか食器や調理器具が置けないんです。
当時を再現してティータオルだけで食器を並べてみました。

上記の量をラバーゼの水切りラック+ティータオルで置いてみるとこんな感じです。

食洗機があれば、ここまで限られたスペースに食器を置くことを考えなくて良いのかもしれませんね。
ラバーゼの水切りラック スリムとティータオルを併用して最大でどのくらい食器が置けるのかは「ジョージジェンセン ティータオルにはどれくらい食器が置ける?」で詳しく紹介しますね。
水切りトレーの手入れがなくなる
水切りカゴとティータオルの合わせ使いで最も良かったと思えるのが、水切りトレーを手入れする手間が完全になくなったことです。
ティータオルを併用する前は水切りカゴに付属のトレーを使用していました。
ラバーゼのトレーは水切れも良く、キッチン天板の上を多少引きずっても傷がついたりする心配がなかったので本当に良いアイテムだったんですよね。

トレー自体の見た目も気に入って購入したのですが、やはり水垢がつくのは避けられません。一度こびりついてしまった水垢はなかなか落とせないので、夕食の片付けが終わったあとは毎回トレーを拭いていました。
トレー自体はサッと吹けばすぐキレイにはなりますが、夕食の片付けが終わる頃って足はパンパンで眠気はマックス、疲労困憊の状態じゃないですか?
やっと洗い物が終わった。でも水切りトレーも拭いておかないと。でも疲れた…。
毎日この気持ちとのせめぎ合い。
水切りカゴの網に多少水垢がつくことはあるものの、2,3日に1回マイクロファイバータオルで拭けばもとのようにピカピカ。
食器やお鍋もたっぷり置けて水垢の心配をする必要もなくて。わが家にとって食器洗いのベストはこの組み合わせ以外考えられないと思っています。
ジョージジェンセン ティータオルにはどれくらい食器が置ける?
ジョージのティータオルだけを使った場合どのくらいの食器が置けるのかためしてみました。
まずは普通サイズのティータオルを半分に折って使った場合。

普通サイズを半分に折ると約50×40cmなので、このくらいのスペースが確保できてさらに食洗機もあるようなキッチンなら水切りカゴなしのスッキリさを実現できそうですね。
ちなみに、この食器類をラバーゼの水切りカゴに置くとどうなるか?

何度も言わせて欲しいのですが、やっぱりこの組み合わせは最高です。
ジョージジェンセン ティータオルの洗い方や洗う頻度は?
公式で推奨されているジョージのティータオルの洗い方をまとめると下のようになりました。
最高洗濯温度 | 60℃ |
漂白剤 | 使用不可 |
柔軟剤 | (吸水性が落ちる) | おすすめしない
タンブラー乾燥※ | 低温可能 |
アイロン | 200℃まで |
干し方 | 日陰で吊り干し |
ドライクリーニング | 不可 |
※タンブラー乾燥:衣類を熱と共に回転させながら乾燥させる乾燥機のこと。家庭用ドラム色洗濯乾燥機もこの一種。
洗濯する洗剤の種類について公式では触れられていませんでしたが、わが家はおしゃれ着洗剤ではなく普段使う洗濯製剤を使っています。
洗濯コースも普段通りの設定ですが、ほつれたりといった事は今まで一度もありません(気になる方は手洗いコースなどで洗った方が良いかもしれません)。
そして実際に毎日使っている私がどれくらいの頻度で洗っているかというと…本当に正直にお伝えすると多くて2ヶ月に1回、少なくて3,4ヶ月に1回くらいの頻度です。
もちろん汚れや臭いが気になればもっと頻繁に洗うのですが、洗った食器を置くだけなら本当に汚れや臭いが気にならないんですよね。
またティータオルの乾きやすさですが、冬場でも朝洗って干せばその日の夜には乾いています。
デリケートなアイテムなのかと思いきや汚れや臭いが気になってきたら普段の洗濯と全く同じように洗える。ティータオルを導入することで家事が増える心配はありませんよ。
まとめ|デメリットはあってもジョージジェンセンのティータオルはわが家の必需品
わが家のキッチンではジョージジェンセンのティータオルを使って水切りカゴを無くすことは無理でした。
でもティータオルと水切りカゴを併用することで、一番面倒だった水切りトレーのお手入れから解放されて本当に毎日がラクです。
最初こそ高いと思っていた価格についても、一生物なのでは?というくらい長持ちしていてお値段以上の価値を感じています。
ティータオルを上手に使えていなかった頃はデメリットも感じていましたが、わが家にとってのベストな使用方法を見つけた今は正直デメリットゼロです。
ジョージジェンセンのティータオルをSNSで偶然知って、買ってみて良かった。
ピッタリの使い方を見つけられればあなたの家の食器洗いやキッチンのお手入れも必ずラクになるハズです。
ぜひジョージジェンセンのティータオルを使って、理想のキッチンライフを手にして下さい。
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